全信組連を選んだ理由:

これからの全信組連を、自分の手で担いたい

私が就職活動をしていたのは、ちょうど世の中でFinTechなどが注目され始めた頃でした。大学時代の専攻が情報系だったことからITに関係する職を探していた私は、社会インフラ的な重要性のある金融系のシステムにも興味を持つようになりました。

その中でも当会には、信用組合業界全体の金融システムの基盤整備・充実を図る役割があると知り、FinTechのような金融に係る新しいシステム・サービスの導入にも関わることができるのでは、と興味を持ちました。また、大学の先輩に系統中央金融機関に就職した方がいたため、その仕事内容などを聞くことができたのも大きかったですね。

面接や選考を通しても、当会であれば全国の多種多様な信用組合の、システムを含めた各種金融機能の基盤に携われるとわかり、大きな魅力を感じて入会を決めました。

仕事内容:

経験と創意工夫を活かし信用組合の経営に貢献する

私が所属している信組支援部では、信用組合の経営分析を行い、それを基に経営状態の良好化に向けたアドバイスや情報共有などを行っています。

信用組合は、それぞれが独立した金融機関として、預金を集めそれを貸し出したり、有価証券運用で収益を上げたりといった金融ビジネスや、自組合の組織運営を、各々の経営判断で行っています。当会ではそれらを分析して信用組合の経営状況を把握し、安定的な経営に向けたアドバイスを行っています。逆に、取り組んでいる施策で大きな成果を上げている信用組合には、その方法などを詳しくヒアリングし、他の信用組合でもできることがないかを分析。成功事例やそのためのノウハウといった情報を広く共有する、といったこともしています。

私は入会以来5年間システム業務部に所属していたこともあり、信用組合の経営改善に向けて、デジタル化による業務効率化などのアドバイスやシステム導入のサポートも行っています。
例えば銀行等では一般的なサービスであるネットバンキングも、信用組合業態においては未導入の場合があります。それぞれの信用組合は、組合員の構成や特徴、自組合の収益構造などの事情から未導入となっているわけですが、将来を見据えると営業基盤の拡充のためにもネットバンキングが最低限必要となるので、信用組合にはそういったサービス導入の必要性を説明したうえで、提案・支援を行い、導入を推進しています。

当会はそこまで大人数の組織ではないため、早いうちから主担当として案件を任されることもあります。もちろんプレッシャーはありますが、自分の裁量や創意工夫を活かして、楽しさを感じながら取り組むことができています。

川上 誠
社会人になる皆さんへのメッセージ:

視野は広く、気持ちに余裕とメリハリを

就職活動は、卒業後の長い人生に関わる重要な選択をする機会。ですが、どんな会社や部署でも実際にそこで働いてみないことにはわからない点も多くあります。

志望していた会社に入れても想像と違い上手くいかないこともあれば、思い通りの会社に入れなくても何とかなったということもあります。

仕事もそうですが、上手くいかなくてもあまり気負い過ぎず、休む時は休み、遊ぶときは遊んでリフレッシュすることも大事です。オンオフを適度に切り替えて頑張ってください。


【とある1日の流れ】