INTERVIEW / インタビュー
全国の信用組合で活躍する人々をインタビュー形式でお届けします。
各地・各業界の活発な活動と、信用組合の取り組みについて語られる記事は不定期で更新されます。
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「木材に命を吹き込む井波の彫刻師」
有限会社井波木彫工芸館×富山県信用組合
日本一の木彫りの町として知られる富山県南砺(なんと)市の井波地区(旧井波町)は、「木彫彫刻のまち・井波」として文化庁が認定する日本遺産にも選定されている。木の温もりに溢れ、耳をすませば鑿(のみ)で木を削る音が聞こえてきそうな町家。真宗大谷派井波別院「瑞泉寺(ずいせんじ)」へと続く石畳の通り(八日町通り)の坂を上ると築120年の家屋に井波木彫工芸館がある。 平成から令和へと新時代がスタートしたその年、先代の父から事業を引き継ぎ、自身も彫刻師「前川金治(きんじ)」として活躍する前川大地氏からお話を伺った。
2020.11.09 -
「知床から、世界に誇る北のリゾートへ」
知床北こぶしグループ×釧路信用組合
世界遺産〈知床〉の玄関口〈ウトロ〉に、三つのホテルを展開する「知床北こぶしグループ」。ラグジュアリーな「北こぶし知床ホテル&リゾート」とファミリーでも楽しめる「KIKI知床ナチュラルリゾート」、旅を楽しむ玄人向けの「夕陽のあたる家 Onsen Hostel」の3館体制により、ウトロ全体をネイチャーリゾートとするべく、さまざまな取組みを進めている。 世界遺産の土地ならではの非日常的な景勝と体験を提供する、同グループの桑島大介社長と経営戦略室の佐々木晃也室長にお話を伺った。
2020.10.02 -
「人生を豊かにできる服を作りたくて」
10YC×東信用組合
10年後も着られる『いいもの』を作ろう!――「株式会社10YC」は2年前、大手アパレル会社に勤めていた26歳の青年が立ち上げたアパレル製品の企画・生産・販売を行う会社である。大量生産・大量消費に疑問をもち、「着る人も作る人も豊かになる」世界を目指して、商品価格の透明化や製品作りの見える化を徹底して行っている。国内のアパレル市場規模が縮小の一途を辿る厳しい環境のなか、革新的なコンセプトで顧客の心をつかんでいる下田将太氏に、事業への想いを伺った。
2020.07.08 -
「家づくりの情報発信基地」
株式会社宿毛建材×宿毛商銀信用組合
四国の西南端に位置する高知県宿毛市。株式会社宿毛建材はこの地で創業し、2020年5月に創業40年を迎えた建築資材の卸売業者である。 宿毛市周辺の建材業者では唯一、ショールームを構え、「家づくり」に関するあらゆる情報を提供。時代の流れとともに変化するニーズに対応しながら、地元工務店や大工とともに、お客さんに喜んでもらえる「家づくり」に取り組んでいる。創業者である上岡良水会長、そして、2018年11月の法人成りとともに、事業を引き継ぎ社長へ就任した上岡良和社長にお話を伺った。
2020.06.18 -
「兄弟の絆で苦難を乗り越え夢を実現。北海道のワクワクを新潟へ」
Taibow! Coffee & gelato soft×巻信用組合
新潟市西蒲区にある角田山のふもと、自然豊かな場所にある「Taibow! Coffee & gelato soft(タイボウ! コーヒー&ジェラート ソフト)」。兄が北海道で学んだラテアート(コーヒーの上にミルクで模様を描くアート)と弟がイタリアで学んだジェラートを地元新潟の人に提供したいと、2017年1月1日に兄弟でオープンした人気のカフェである。 開店から1年目で突風の被害に遭いながらも、さまざまな人に助けられ再開することができた。地元の方をはじめ多くのお客様に愛され日々にぎわっている、同店の堀内敬祐氏(兄)、育郎氏(弟)にお話を伺った。
2020.06.12 -
「感謝の気持ちとともに歩む工場自動化技術」
株式会社 山王電機製作所×秋田県信用組合
海と山に囲まれ、自然豊かな秋田県男鹿市。当地から全国に事業を展開する㈱山王電機製作所は、「ファクトリー・オートメーション技術(以下、FA技術)」という工場の自動化技術を活かした設計などを行う企業である。 38歳で電子部品メーカーを退職し、一から会社を立ち上げた本間淳社長の経営理念は「働く仲間一人ひとりが幸せであり、夢を見続けることができる会社、地域社会とあらゆる産業へ積極的に貢献できる会社であり続けること」。働く仲間とともに地域に貢献できる企業を目指す、本間社長にお話を伺った。
2020.06.01 -
「波佐見から日本各地へ、世界各国へ」
西海陶器株式会社×西海みずき信用組合
西海陶器株式会社は1946年の創立以来、波佐見焼(はさみやき)の販売を行っている。その販売先は海外まで広がっており、売上高は20億円と国内の陶磁器卸売業界でも五指に入る名門企業である。 そんな西海陶器株式会社が本業とともに注力しているのが、地元波佐見町への集客事業である。世界を見据えながらも地元への愛に溢れる同社の取組みについて、創業者である祖父から数えて3代目、2016年に社長に就任した児玉賢太郎氏にお話を伺った。
2020.05.26 -
「オール電化の厨房から、安心・安全な食事を」
株式会社MITAセントラルキッチン×群馬県信用組合
㈱MITAセントラルキッチンは、老人福祉施設を中心に給食サービスを提供している会社である。当社が2010年に建設した工場「MITAセントラルキッチン」は、オール電化厨房など最先端衛生管理システムを導入しており、HACCP認定を受けている。また、電化厨房フォーラム21主催「快適厨房コンテスト2010」において、群馬県初の最優秀グランプリを受賞している。 同社代表取締役社長の三田実氏、息子で同社専務取締役の三田賢亮氏、同社常務取締役の三田哲也氏にお話を伺った。
2019.06.19 -
「最先端のその先にある仕事」
日新産業株式会社×滋賀県信用組合
日新産業株式会社は1974年の創業以来、金属および樹脂を素材とした試作品を作り続けている。毎月継続して10社近くの新規取引先を獲得しており、今期の納品実績は180社を超える。 試作品製作は経験豊かな技術者が受注ごとに専任で担当する。製作工場には多種多様な製造機械を揃えているほか、専門技術を持つ協力会社とのネットワークにより、品質の高い試作品を短納期で製作できる。 創業者である父から会社を継ぎ、2008年に2代目社長に就任した山元陸雄氏にお話を伺った。
2019.05.08 -
「自然の恵み、砂利にこだわって」
株式会社斉藤砂利工業×十勝信用組合
㈱斉藤砂利工業は、創業より70年以上、一貫して砂利に携わってきた会社である。 同社は、長年の経験で培った技術力や豊富な知識のもと、良質な砂利を製造し、建設工事現場やコンクリート工場などに提供することで、地域の発展に貢献してきた。近年は、事業環境の変化に合わせ、太陽光発電事業や農業分野にも進出している。 同社を祖父、父から受け継ぎ、同社の三代目社長に就任して11年目となる斉藤悟郎氏にお話を伺った。
2019.01.29 -
「日本で唯一、黒七輪を作る工房」
杉松製陶×愛知県中央信用組合
七輪や植木鉢の一大産地である愛知県碧南市に大正5年より創業している「杉松製陶」の工房では、日本で唯一、七輪の中でも「黒七輪」と呼ばれる七輪を製造している。 ガスや電気の普及に伴い、七輪や火鉢などを作る製陶所が減少するなか、初代の祖父、二代目の父から引き継ぎ、伝統ある黒七輪作りを日本でただ一人守り続けている、三代目の杉浦和徳氏からお話しを伺った。
2019.01.18 -
「伊豆大島の椿油に魅せられて」
株式会社FOR‐C×七島信用組合
株式会社FOR-C(フォーシー)(中村克朗代表取締役社長)は、伊豆大島で「生椿油」の精製、商品化を手掛ける事業者である。同社が開発した特許技術を用い、独自の製法により生み出された「生椿油」は、べたつかず、肌にさらりとなじみ心地よい。ハンドクリームをはじめとする数々の商品は、観光客だけでなく多くのリピーターをも獲得し、大島発の特産品として好評を博している。 「より多くの方に生椿油の良さを知ってもらいたい」と語る、同社専務の安藤祐子氏にお話を伺った。
2018.10.23 -
「糸魚川の湧水がはぐくむ」
有限会社SKフロンティア×糸魚川信用組合
平成29年1月に「新潟県建設業新分野進出優良企業」(新潟県の表彰)、平成30年3月には「NIIGATAビジネスアイデアコンテスト」でグランプリを受賞した「有限会社SKフロンティア」。同社は新潟県糸魚川市の土木事業者である㈱渋谷建設が、地域の特産物を輩出し、食を通じた地域活性化を狙い設立した会社である。地域資源である地下水を活用し農業(わさび栽培)と漁業(魚の養殖)を並行して行う事業は全国でも珍しい。斬新なアイデアと巧みな技術で夢に向かって挑戦し続ける、同社社長の渋谷一正氏にお話しを伺った。
2018.06.15 -
「グローバルな田舎っぺ企業をめざす」
オオアサ電子株式会社×広島市信用組合
オオアサ電子株式会社は、広島県山県郡北広島町大朝(おおあさ)に本社を構える液晶表示装置の製造会社である。主要製品は車載用や電力用スマートメーターの液晶パネルの表示装置やライトパネルなど。また、ハイエンドオーディオの音響機器も製造しており、同社のオリジナル製品であるスピーカー「Egretta」は、海外でも高い評価を獲得している。世界の市場で翼を広げるオオアサ電子・長田(ながた)克司(かつし)代表取締役社長にお話を伺った。
2018.03.15 -
「最高のご馳走をきわめる」
株式会社シャンリー×佐賀東信用組合
佐賀市内の結婚式場マリトピア内にあるレストラン「シャンリー」は、県内では有名な中国料理店である。オーナーシェフである立岡池敏氏(以下、立岡氏)は、日本の四川料理の父・陳建民氏のもとで修業を積み、ホテルの料理長時代には皇族や歴代総理大臣にも腕を振るった中国料理の巨匠。しかし、経営者としての立岡氏とともに歩んできたのは、佐賀県の小さな信用組合であった。
2017.12.07 -
「"とろける笑顔"をふたたび」
㈲大秀商事×相双五城信用組合
平成23年、福島第一原子力発電所の事故により町全部が避難対象地域となった福島県双葉郡大熊町。同地で養鶏場と卵の直売店を営んでいた㈲大秀商事社長・大柿純一氏も、県外への避難を余儀なくされ事業を中断せざるを得なかった被災者の一人である。しかし震災からわずか3年後、大柿氏はいわき市に養鶏場と直売店の再開を果たした。
2017.11.22 -
「金属加工のスペシャリスト」
株式会社ミナミテック×兵庫県信用組合
ものづくりの街・工業都市尼崎に昭和45年に創業した「株式会社ミナミテック」は、バイクのキーシリンダーから宇宙観測用望遠鏡の部品まで、あらゆる部品を手掛ける金属加工業会社。最盛期から3分の1以上が廃業・倒産したという金型産業にあって、同社はその高い技術力により安定した経営を維持しています。
2017.09.06 -
「進化する容器」
ハジー技研株式会社×房総信用組合
ハジー技研株式会社(以下、「同社」)は「真空米びつ」をはじめいろいろな発明をし、たくさんの特許を取得しているというが、果たして、どのような会社で、房総信用組合(以下、〈ぼうしん〉)との関わりはどのようなものか、同社を訪問し、代表取締役社長である萩原忠氏(以下「萩原社長」)に話をお伺いした。
2017.07.17 -
「ゆったりと体と心を癒す、くつろぎの空間」
下呂温泉山形屋×益田信用組合
江戸末期から続く「下呂温泉山形屋」は、下呂温泉の中で2番目に古い歴史を持つ老舗旅館である。180年もの長い時を受け継ぎ、磨かれた「おもてなしの心」は、常連のお客様はもとより、近年増え始めた外国人観光客にも深い感動を与えています。
2017.07.14 -
「思い出の時計をいつまでも使ってほしい」
株式会社モントル × 大東京信用組合
腕時計から置時計、柱時計、見たことのない外国製品など、我が社にはありとあらゆる時計が持ち込まれてきます。すべての時計が直せるわけではありませんが、どんな状態のものでもなんとか直したいという気持ちで取り組んでいます。
2017.03.21