就職活動~入会の決め手

それぞれの視点や想いで全信組連に出逢い、選び、集まった同期たち

(木村:写真右上)
ランチやイベントなど、いわゆる同期会での交流はあるけれど、改まって業務の話や学生時代のことを振り返る機会は初めてだね。

(奥野:写真左上)
入会から4年、ほとんどの同期が違う部署に配属だったからね。

(玉井:写真左下)
木村くんと私は本部に異動になったのもついこの間だし。同期がどんなことを考えながら仕事をしているか聞くのは新鮮かも。

(久保田:写真右下)
確かに。ではまずは入会のきっかけから話しましょうか。みんなが金融業界のどんなところを見比べて当会を選んだのか聞いてみたいな。

(奥野)
玉井さんと僕は経済学部だよね。学生時代から金融業界のことを学んだり、仕事のことを知る機会は多かったかな。就活は金融業界メインで進めたけど、本音をいうと土日しっかりやすめるイメージがあって、公私ともに充実できるかな、と思ったからなんだ。もちろん銀行や証券会社などと比べたりはしたけれど、当会以外はエントリーしなかったな…(笑)

(玉井)
私も金融中心ではあったけど、逆に言うと「経済学部だから受けた」って感じかな。個人のノルマがある業界だけど、できればプレッシャーが大きそうな企業は避けたい、といろいろ見比べてたかも(苦笑)

(久保田)
深い理由があると思ってたから意外! 私は母と性格が似ている部分があるんだけど、その母が金融業界に勤めているのを見ていたので、なんとなく私も金融業界に向いているのかなと。

(玉井)
木村くんは?

(木村)
大学のゼミで地方自治体の取材をしたことがあり、地方の活性化とかに興味があって。他業界も受けたけど、途中からは金融が自分に合ってるかな、と一本化。あと、もともと秋田出身なんだけど、親が転勤族で、中学から大学までは北海道だったから、就活するときには「地方を選ぶか、東京か」と考え、「東京の企業にチャレンジしよう」と。それで全国に転勤の可能性があり、地方の活性化にも関係がある当会を選んだんだ。説明会や選考には飛行機で駆けつけてた。めまぐるしかったけど、ちょっと楽しかったなあ。

(奥野)
わかる。僕は東京の西の方が実家で、学生時代はめったに本部・本店のある東京駅近辺に来なかったんだよね。ちょっと小旅行気分で他の予定を入れたり行きたい店を考えたりして、説明会や選考を楽しんでたな。それで最終的に20社くらいエントリーしてました。

(玉井)
私たちもだいたい30社くらいだよ。そのなかで入会の決め手になったのは?

(奥野)
いろいろ見る中で系統中央金融機関のフィールドの広さに魅力を感じたから。大学時代には部活でいろんな活動を手がけていたんだけど、それぞれの役割に面白さややりがいがあって。当会の仕事も幅が広いので、異動などがあっても刺激をもらいながら楽しく働けるかな、と考えたんだ。

(木村)
面接では学生時代の話をすごく聞かれて、人柄が分かるようなエピソードを引き出してもらっていた気がする。当会の業務は学生にあまり縁がないものも多くて、志望動機を形にするのには苦労したけど、面接については楽しかった記憶しかないなあ。

(久保田)
そうやって性格や興味を見ていたんだなと、今だとわかるよね。私は趣味を聞かれて「絶叫マシンが好き」というエピソードをたくさん話したな。盛り上がって、それが楽しくて、その雰囲気の良さが決め手のひとつになったかも。

(玉井)
私も部活や趣味の話で盛り上がった!でもトツゼン「組織で働く上で何が大切だと思いますか」と真面目な質問が飛んできて、とっさに出たのが「協調性」だった。緊張がほぐれた頃にぐっと深い質問を投げかけてくる、そんな面接だったのを思い出したよ。

(奥野)
学生の話を聞きながら、そのエピソードの中で組織の中でどういう立ち位置を取るタイプか、人のサポートのためにどう動けるのかなどは見られていた気がするよね。

ギャップ、研修について

少しずつ確実に成長している自分と、刺激をくれる同期の存在

(奥野)
入会してからギャップって感じたことはある? 僕は聞いていたより入会後のフォローアップが充実しているのに驚いた。業務を教えてくれる指導員もメンターも、半年くらいしっかり着いてくれるので、何かあったらすぐ相談できる。その人と一緒に居られるおかげで、会社の中に居場所が生まれたという気がする。

(木村)
良い驚きだと、働き方にメリハリがあることかな。最初の3年間は札幌支店だったけれど、19時までオフィスにいたことがない。時間内に業務を完了させる意識が徹底されていて、残業は必要最小限だった。だから平日夜の時間も確保できて、プライベートが充実する。

(玉井)
信用組合をお客様としてサービスを提供しているから、一般企業や個人に商品を売るといったノルマがないのも特徴だよね。金融にはカタいイメージを持ってて、厳しかったり詰められたりとかあるのかなあ、と思ってたんだけど…。年齢の近い先輩も多くて、プライベートでも仲良くなれたのはすごく嬉しかった。

(久保田)
想像していたようなハードさはないよね。私は文学部出身ということもあって、金融の知識はゼロだったけれど、外為は掘り下げるほど面白いなあと感じる。世界の通貨を覚えるなんていうのも楽しみながらできた。仕事を通して知識が経験と一緒に身についてる感じかな。新人の頃と比べて、そうやって自分が成長したな、知識が深まったなと思うことってある?

(玉井)
先輩に同行して信用組合を訪問する時、最初はメモを一生懸命細かく取って、オフィスに帰ってわからない言葉を調べて報告書を作成してたけど、今は「この話題、他の信用組合でも出てたあれだ」と関連付けて分かるようになってきた。そうやって仕事がつながるのは嬉しいな。

(奥野)
電話対応もそうだね。最初は「少々お待ちください」「調べて折り返します」ばかりだったんだけど、先輩の対応を真似したり、調べて知識が増えることで、その場でスムーズに受け答えができるようになる。「助かりました」「ありがとう」と言われると本当によかったと思う。

(久保田)
信用組合の担当者さんから相談窓口として「久保田さんにお願いしたい」と言ってもらえたり、事務の作業を先輩から「安心して任せられる」と言ってもらえたり、そういうのっていいよね。

(木村)
札幌支店から異動するとき、信用組合の役員さんが「木村さんがいなくなるのは残念だなあ」と言ってくれたと聞いて、すごく嬉しかった。最初は受け答えもぎこちなかったのに、徐々に会話のキャッチボールができるようになっていったんだよね。

(玉井)
そう考えると、4年前に比べて少しは成長できたかな。

(木村)
仕事はできるようになって、朝も早く起きられるようになったけど、人間性は学生時代から成長してないのが目下の課題なんだけどね(笑)

(奥野)
こうして久々に集まると、みんな落ち着いたと思うよ。

(久保田)
私は今年、新人の指導員を担当してるんだけど、自分の仕事をやりながら同じような仕事を新人にわかりやすく教える必要があるの。そのために仕事を見返してると、仕事の大切な部分がいろいろ見えてくる。この数年で視野がずいぶん広がったんだなって実感してるよ。

(奥野)
後輩が入ってくると、自分の成長を感じるよね。最初は「なんとか終わらせないと」と焦ってばかりいたのが、いまは他人の仕事も見られるようになってる。さらに教える目線で自分の仕事を見直すから、より仕事の理解が深まるんだよね。

(玉井)
それが落ち着きにつながってるのかな。

(久保田)
「自分に厳しく、他人には優しく、時々厳しく」くらいになった気がする、私。

(木村)
この間、同期のみんなで集まるときに遅刻したら、少し厳しかったような…。

(久保田)
私は集合時間には着いていたからね(笑)

(奥野)
そう。それは遅刻した僕たちが悪い。

(玉井)
二人して遅刻したんだよね…企画立ててみんなを集めたのも奥野くんたちなのに。でもそうやって同期で集まれるのもいいところだね。コロナ前は同期旅行もあったし。それに当会は同期だけじゃなく、全体的に風通しのいい社風だよね。私はいまも最初の福岡支店の先輩と公私ともに連絡を取り合ってる。

(木村)
今はたまたま本社ビルに同期13人が全員勤務してるから集まりやすいし、実際タイミングが合えば一緒にランチをしたりしてるけど、地方にいるときは同期のことを意識してたりした?

(奥野)
職員用のイントラネットにニュースや活動報告が出るよね。あれに同期の名前があると「頑張ってるな」と刺激をもらったりしたよ。やっぱり同期はライバルとして見ているところもあるかな。

2019年入会組 クロストーク
自己研鑽やプライベートの過ごし方

社会人になって変わったこと、変わらないこと

(久保田)
当会は研修も年次ごとにスケジュールされているけど、それ以外に自分でやってる勉強とか社会人になって始めた自己研鑽とか趣味ってある?

(玉井)
過去の事例やファイルから、今やっている仕事に似たものを探し出して参考にしたりしてる。先輩たちの作った資料を見ると「こうすればいいんだ!」ってヒントが見つかったり、「先輩も苦労してたんだな」って分かったりするよ。

(奥野)
さっき少し話したけど、先輩の応対や話し方なんかはしっかり見て真似るようにしてる。

(木村)
自分は推奨されている検定や通信教育にチャレンジしてる。仕事は実務。応用だけど、そうやって基礎知識を身につけるのも大切だと思って。受験勉強を久々にやっている感覚が楽しいよ。

(玉井)
指導員やメンターとも、期間が終わったからといって関係がなくなるわけじゃないので、今も質問や相談をすることも。私のストレス発散方法が「とにかくしゃべる」なので、よく付き合ってもらってる。

(木村)
自分は一人になるタイプなんだよね。帰宅後の時間がしっかり取れるから、走るのは続けられている。汗をかくと一緒に色んなもやもやも流せて気持ちよくて、昔より楽しく走れてるかな。

(久保田)
同期でいろいろ話しているから何でも知ってる気がしてたけど、こうやって話すと今日初めて知ることも多くて楽しかった。みんなも悩んだり成長したり、自分のスタイルを見つけて頑張ったりしてるんだね。また何年後かにこうやって話せると面白いかも。それまでそれぞれ、頑張りましょう!