OUR VISION 私たち、しんくみが掲げているヴィジョン

photo: OUR VISION
photo: OUR VISION

FOR MUTUAL BENEFIT/相互扶助

信用組合の基本理念である「相互扶助」
人類の誕生以来、相互扶助そのものは世界各地に存在しており、日本でも二宮尊徳(幼名:金次郎)が生み出した金融制度(五常講)が有名です。
信用組合の起源はドイツの信用組合ですが、わが国でもほぼ同時期に相互扶助の精神を持った制度が生まれ、その精神が今でも受け継がれています。

信用組合は「わたしたちのための」金融機関です信用組合は「わたしたちのための」金融機関です

信用組合は、地域・業域・職域の共通の絆を基礎として利用者である
中小企業や生活者のみなさまが構成員となります。
私たちは営利を目的とせず、相互扶助の理念に基づいた金融サービスをご提供しています。

  1. 信用組合は他の銀行とどう違うのか?信用組合は他の銀行とどう違うのか?

    信用組合の場合

    イラスト: 信用組合の場合

    預けたお金は、地域・職域・業域などの同じコミュニティ内の組合員に融資されます。融資を受ける組合員は、Face to Faceで気軽かつ親身な相談が受けられます。信用組合は、組合員の経済的地位の向上を第一の目的とする非営利・相互扶助の協同組織金融機関です。

    他の銀行の場合

    イラスト: 他の銀行の場合

    預けたお金が、誰に融資されているのか、なんのために活用されているのかを辿ることは容易ではありません。銀行は、株主の利益を追求する株式会社組織です。

  2. これまでの信用組合と、これからの信用組合これまでの信用組合と、これからの信用組合

    信用組合の現状

    イラスト: 信用組合の現状

    海外においても日本と同様、地域・業域・職域に密着した信用組合が数多く活動しており、参加する人の数、預金・融資額も着実に増加しています。特に、アメリカでは、信用組合の数が全金融機関のほぼ半分を占めています。

    信用組合の歴史

    イラスト: 信用組合の歴史

    協同組合の誕生

    19世紀、産業革命期のイギリスでは資本家層へ資本が集中し、貧富の差が拡大していました。そのような中で低賃金・長時間労働を強いられていた織物工は組合を結成し、組合員でお金を出し合い、食料や雑貨を仕入れ、また組合員に販売するという仕組みを構築しました。これが今の協同組合の礎となっています。また、この組合の2つの理念「全員が投票権を持つ」、「剰余金の分配を定める」はヨーロッパ諸国へ広がり、生活協同組合の模範として普及しました。

    イラスト: 信用組合の誕生

    信用組合の誕生

    イギリスより少し遅れて産業革命が始まったドイツでも同様に貧富の差が社会問題となっていました。銀行は富裕層のみを顧客としていたため、庶民は高利貸しの闇金融業者に頼るほかなく、貧困から抜け出せずにいました。こうした状況から抜け出すために「自分たちの金融機関」を作ろうと、世界で初めての信用組合が生まれました。信用組合の父と言われたライファイゼンの言葉「一人は万人のために、万人が一人のために」は現在でも信用組合の精神として語り継がれています。このドイツの信用組合が日本のモデルとなり、現在の信用組合の前身である「産業組合」が誕生しました。

    イラスト: 日本における信用組合の誕生

    日本における信用組合の誕生

    明治時代の日本では、資本主義社会へ移行するために金融制度の確立を急いでいましたが、零細な農民や商工業者は信用力不足という理由から銀行から融資を受けられませんでした。そこでドイツの信用組合制度から学び、1900年の産業組合法の成立とともに、わが国における信用組合の歴史が始まりました。また高度経済成長期には、地域経済の基礎を支える小さな事業者が資金を融資してもらえない状況が各地で相次いだため、全国的に信用組合が設立されていきました。

  3. 信用組合が選ばれる理由信用組合が選ばれる理由

    地域コミュニティでの繋がり

    イラスト: 地域コミュニティでの繋がり

    信用組合は地域信組・業域信組・職域信組があり、「それぞれのコミュニティと共に生きる」という信念のもと、地域経済の発展や、組合員の生活レベル向上を目指しています。そのため、信用組合はそれぞれのコミュニティと運命共同体の関係と言えます。資金不足の時代であった戦後の復興期から、地元の中小零細事業者・街・人を支えてきた信用組合は、今もその役割は変わりません。消費、生産、労働、教育、衛生、医療、遊び、スポーツ、芸能、祭りなど、地域住民の生活に深く関わることで、地域を包括的に支えています。

    身近にあって使いやすい

    イラスト: xxx

    信用組合は全国約1600店舗のネットワークで、どこでもご利用いただけます。また、郵便局やコンビニのATMでもご利用いただけますので、私たちの生活の身近な存在となっています。