ご挨拶

北村理事長

平素は、全信組連の事業運営につきまして、格別のご支援を賜り厚くお礼申しあげます。

全信組連は、設立以来72年に亘り、信用組合の系統中央金融機関としての役割を担うべく信用組合に対する総合的なサポートや業界インフラの整備・運営、安定収益を確保するための有価証券ポートフォリオ運営など、業界の信用力の維持・向上に努めてまいりました。また、一般社団法人全国信用組合中央協会との協働を深め、信用組合業界の中央組織としての意思決定の迅速化と機能強化を図っており、信用組合やそのお客さまを支えるため一体となって取り組んでおります。

2025年度につきましては、資金量6兆3,591億円となり、資金利益は197億円を計上、金利上昇局面における有価証券ポートフォリオの見直しを実施した上でも、当期純利益89億円を確保いたしました。この結果、健全性の指標である自己資本比率につきましても18.75%と引き続き高い水準を確保することができました。

これもひとえに、信用組合をはじめ関係各方面の方々のご支援とご協力あっての賜物と切に感謝申しあげる次第です。

政府の経済政策や緩和的な金融環境などに支えられ、賃金上昇の定着や設備投資の増加等により、経済活動は緩やかな回復基調を維持し、世界経済は各国の通商政策や地政学リスクなどの影響を受けつつも、成長経路に復していくことが見込まれております。信用組合の主要顧客である中小・小規模事業者においては、収益改善の動きがみられるものの、依然として厳しい経営環境が続いております。そのようななか、信用組合にはコンプライアンス強化に取り組みつつ、事業者の資金繰り支援に加え、経営改善・事業再生支援、デジタル化や金融犯罪対策等への対応等が求められております。

2026年度は、「経営の中期的戦略(2024年度~ 2026年度)」の最終年度として、これまでの取組みの成果を踏まえ、「すべての信用組合に万全なサポートを提供できる中央組織」の実現や、信用組合の経営基盤強化に向けた各施策を着実に推進してまいります。

同戦略に掲げる各種施策に全力で取り組み、全国信用組合中央協会とともに、信用組合とそのお客さまをサポートしていく所存でございますので、一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2026年7月
理事長
北村 信