市場運用業務
全信組連は、国内の機関投資家として、2024年3月末現在、3兆5千億円を超える資金を金融・証券市場で運用しています。
全信組連が運用する資金の大半は信用組合からの預金を原資としており、全信組連は信用組合業界全体の余裕資金を取りまとめ効率的に運用する役割を担っています。
運用にあたっては、運用環境や収益見通し等を踏まえ、毎月開催するALM委員会で各運用部門の運用方針を決定しており、各運用部門は運用方針に基づき、収益性および各種リスク(金利リスク・信用リスク・流動性リスク)に留意しながら効率的な運用に努めています。
主な運用対象は国債や社債(国内・海外)であり、大半の資金を円建てで運用しています。また、分散投資の観点から、株式や投資信託等への投資を行い、運用の多様化を図っています。
市場運用業務概念図
業界への運用サポート業務
全信組連は、信用組合に対する総合的な経営サポートを実施しています。
令和5年12月に信用組合サポート本部を設置し、有価証券運用における態勢整備や運用方針などに係るアドバイスを行うとともに、全信組連が主要な機関投資家として得られる情報や知識を信用組合業界で共有するため、信用組合の運用担当者とのコミュニケーションラインの強化に努めています。